ラトビア人S ③
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お酒の勢いもあって、Sと私は電車の車内でずっとキスをしていた。
座席は新幹線のように列になっているタイプだったので人目は気にならかった。
こんなことは初めてだった。
いつもは恋心が芽生えた後に進むことが多かったが、失恋の穴を埋めるために焦っていたのかもしれない。
無理に事柄を進めようとしていた。
Sは駅から真直ぐに自分の家に行こうと誘ってきたが、
私はこんなことになることを想定していなかったので、自宅に荷物(私はメイクを落とさないと絶対寝れない人だ)を取りに行きたいと言いタクシーで向かった。
キスをしたことで私の気持ちも少し盛り上がっていたので、ウキウキしながらSの自宅へ向かった。
この時までは。。。
深夜1時を回り、私は疲れていた。早くベッドに横になりたかった。
自宅前に着いた時Sが、「鍵がない」と言った。
冗談だと思ったが、必死になって探すS。
Sはギリシャ人の女性とアパートをシェアしていたのだが、運悪く彼女は旅行中で不在だった。
ヨーロッパの家のドアはオートロック式で外に出てドアを閉めたら開かない仕組みとなっていることが多い。
そのため家に鍵を忘れると、締め出されてしまう。
しょうがないとはいえ、私はとても疲れていたのでかなりイライラしていた。
(なぜ今になって鍵がないことに気付くのだろうか。)
(朝の段階で忘れたことに気が付いてくれてたら。)
実際に言わなかったが、私の態度は不機嫌に違いなかっただろう。
タクシーを拾って家に帰ることも出来たのだが、Sに何とかする、と説得され引き止められた。
途方にくれた夜中2時。
Sは鍵業者に依頼し深夜に関わらず対応してくれた。
深夜に響き渡る機械音。
日本なら近所の方に怒鳴り散らされても仕方なさそうだが、誰も見にも来なかったのが幸い。
ドアを開けることに時間は要さなかったが、Sの本人確認、手続きや支払い(Sは現金を持っていなかったので、深夜のATMへ引き出しに行っていた。)などなど、実際全て済んだのは4時頃だった。
私の疲労は限界だった。(シャワーはちゃっかり浴びたが。)
それでもSは私と夜のアクティビティーをしたかったのか、ベッドでキスをしてきた。
私の酔いはすっかり覚め、一連の流れで正気に戻っていたので応えることができなかった。
そのまま私たちは何もせずに眠りへと着いた。
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