ラトビア人S ②
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翌日の朝、Sとパディントン駅で待ち合わせをして電車で約25分の街 Reading(レディング)へ向かった。
この街の治安は悪いとすぐに感じた。
駅のトイレに入っていた時に、隣の個室で何か落ちたことに気付き、目に入ったのものが注射器だった。
駅周辺にはたくさんの中毒者が彷徨っていた。
Sは以前この街に住んでいた。
Sの友人カップル2組と私たち2人の計6人で探偵ゲームに参加した。
このゲームは出されたお題を解くために、街のいたるところに隠されたヒントを元に答えを出すというもの。
後々調べると世界規模で開催されるイベントで日本でも行われていた。
私は緊張していた。
語学力のせいで他の人に迷惑をかけてしまうのではないか、という不安だ。
そのことをSには昨日のうちから話しておいた。
Sは「気にしなくていいよ。街を観光する気分で参加してくれていいから。」と。
実際Sの言葉通りとなり、みんなのあとを追いながらゲームそっちのけで街を観光した。
Sの友達はみんないい人だった。
結果私たちのチームは不正解に終わったが、特に誰も気にしていないようだった。
その後みんなでタイレストランでランチをした際に気付いたのだが、Sははっきりと物を言う性格だということ。
はっきりし過ぎていて大丈夫なのか、と思うくらい。
一般的にイギリス人と日本人は島国同士で性格が似ていると言われる。
イギリス人は回りくどい表現をすることがあったり、裏の顔があったり...
何を考えているかわからないと言う面では、日本人と似ているかもしれない。
5人の島国出身(イギリス人4人+日本人の私)の中で、大陸育ちのSの存在は浮いている気もした。
最近家を購入したと言うカップルのご自宅に招待いただき、みんなで飲んだり雑談したりと楽しい時間が続いた。
ピザを焼いて出してくれたのだが、Sのパーツが焦げていた。
すると、Sが
「こんな焦げたピザ食べたくない!」
島国5人は言葉は出さなかったものも、衝撃を受けた。
(出してくれたものに対してそんなこと言うか...)
私には、はっきりとイギリス人達の心の声が聞こえた。
育った環境なのか、元々の性格なのかはわからないがSはこんな人だった。
しかし、私には優しかった。
特別扱いをしてくれているのがよくわかった。
昨日はかなり悩んだものの、Sと一緒に来て良かったと思った。
失恋直後の私にはこういった場が必要だった。
パーティーに参加者の女の子と仲良くなり、ロンドンで会う約束をした。
ロンドンに来たばかりで、友達が少ない私にとってイギリス人の友人は心強かった。
そうこうしているうちに、私とSはロンドンへの最終電車の時間が迫ってきた。
タクシーで急いで駅へと向かった。
約25分の電車の車内で私とSは初めてキスをした。
外国人男性とのチャットで英語は伸びます!
でも実際話すのは違います。
私もレアジョブで会話力つけました。先生は楽しく教えてくれるので初めての方も緊張せずに楽しめます♪
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