ラトビア人S ①
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ロンドンは多国籍都市だ。
違った環境で生まれ育ち、様々な価値観を持った人と出会うことができる素晴らしい場所。
しかし、たくさんの人がいるのに孤独を感じる、そんな場所だった。
ロンドンに来てすぐに私は失恋をした。
失恋というより一方通行の恋だった。
とりあえず孤独を埋めたかった。
その彼を忘れられないままにアプリTを登録し、すぐ出会ったのがラトビア人のSだ。
ラトビアはバルト3国の一つでロシアに近い国。
男女ともに美男美女が多い国だ。
Sはイギリスの別都市で働いていたが、超有名インターネット会社Gに転職したので最近ロンドンに引っ越ししてきたという。
超有名企業となると福利厚生も充実している。
Sは社内で無料で受講できる日本語講座に通っていて、日本に興味があるという。
日本大好き!アジア人の彼女を探しています!アニメ大好き!という外国人男性には私は興味がない。
しかしSからはそういった雰囲気を感じなかったので、ディナーの約束をした。
初めて出会ったのはキングスクロス駅近くにあるおしゃれなレストラン。
Sが予約していてくれた。
Sは早口で次から次へと話すので会話に困ることはなかった。
早口過ぎたのと、私の英語力の問題で聞き取れないこともあったが、これも勉強の一環。
わからなかったら聞き返したらいい、というのが私の信念だがSに対してそんなに興味を持てなかった。
なぜなら私は失恋を引きずっていたから...
失恋相手から前に進むためにアプリ活動を再開したのに心がついて行けなかった。
Sと出会った翌日は休日だった。
Sは以前住んでいた街で開催される探偵ゲームに参加するが、友人一人が来れなくなったので私を誘ってきた。
お国柄だろうか。かなり強引に誘われた。
私は家でゆっくりしたかったのと、出会った今日の明日なので返事は今夜中にするとした。
第一印象は重要だ。
過去に関係を持った相手には、初めて会った日に何か感じるものがあった。
Sはイケメンだった。
背が高くて髪がブロンド。瞳の色も美しかった。
初めて会った瞬間から気を遣わずに接することができた。
なのに何も感じなかった。
時が解決すると思った。
私は最近失恋したから。
時間を重ねればきっとSのことを好きになるだろう。
そう信じ「翌日の探偵ゲームに行きたい」と帰りのバスでメールを送った。
外国人男性とのチャットで英語は伸びます!
でも実際話すのは違います。
私もレアジョブで会話力つけました。先生は楽しく教えてくれるので初めての方も緊張せずに楽しめます♪
*このブログはマッチングアプリを否定しているわけではありません。
私は過去にアプリで数々の男性と素敵な思い出を作ってきました。
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